桃の缶詰

あれはたしか1年ほど前のできごと…
スーパーで買い物中、1缶百円の桃の缶詰を発見した奥様。

「これ美味しいですか?」
美味しいですかって聞かれても、味覚なんて人それぞれだし、まして異文化の国の人である。実際に食べてみたほうが早いんじゃないか?っていうか、桃の缶詰って中国にも無かったっけ?

「これ中国には無いの?」と聞けば
「中国あるね。これ美味しいですね」と…。だったら聞くなよぉ!

しかし、中国では果物の缶詰は高いらしいのだ。だから1缶百円という値段の缶詰に味の疑問を抱いたのだろう。
「中国、これ貴でしょ。でも日本これ便宜ね!」と、日中ミックス語で説明されたが、
太田の記憶では確か中国でもメチャ安だと思ったので、これまた見事に話がチンプンカンプンである。
奥様の情報は安っぽい中国ガイドブックよりあてにならない時があるからなぁ…
本当に中国人なんだろうか?(^_^;

奥様は白桃の缶詰と黄桃の缶詰を前に、どっちを買おうかと悩んでいる。
さらには洋梨の缶詰まで発見し、洋梨を食べたことがない奥様はまたまた悩むことに…。
っていうか悩むくらいなら全部買えばいいだけの話である。全部買ったって3百円だ。
缶詰売り場の前で、人様の買い物の邪魔になりながらいつまでも悩むことじゃない。
いつまで悩んでても仕方ないので、買い物カゴに3種類の缶詰を放り込んだ。
すると奥様、まるで万馬券でも当てたかくらいの勢いで満面の笑み。

家に帰ってさっそく黄桃の缶詰を食べる。ものすごく満足そうである。
たった百円でこんなに喜んでくれるなんて他には無い話だ。
だが洋ナシの缶詰は口に合わなかったみたいだ。

中国人は…というか奥様は、初めて食べるものには味の理解をしめさないとゆう謎の特性を持っている。
「美味しい~!こんなの初めて食べた~!」
なんて言葉は、めったなことじゃ聞かれない。

麻布にある某高級イタリア料理店に行ったときも「吃不来(口に合わない)」の連発。
3つ星の高級レストランが、百円の桃の缶詰に負けたのである…ありえない…

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